米国
・人の成すことには潮時というものがある。うまく潮時に乗りさえすれば、運が開ける… ・…じっとしていては幸運などやって来ない。翌朝になったら、また前に向かって這いはじめよう。もし幸運が向こうからやって来ないなら、自分で幸運を作り出すために全力を…
・かしこい旅行者は、空想だけで旅をする。…こうした旅こそは、炉辺に坐ったまま、いながらにしてできる最上の旅であろう。夢を壊されることだけは、まず絶対にないからである。 ・ヨーロッパからは、おそろしく遠いし、サンフランシスコからでも、長い長い…
・創世記はいまも続いている。 ・思考は、矢のように放たれたら、的を射る。注意しないと自分の放った矢で倒れることになる。 ・宗教はどれも神に帰る踏み石にすぎない。 ・人類が忘れたことを思い出すために祈れ。 ・神のへ道はいくつもある。 ・神の名は無…
・われわれは宇宙に飛び立つとき、どんなことに対しても覚悟ができている。孤独、戦闘、殉教、死ーなんでもござれ、というわけだ。…実際のところはそれだけじゃすまなくなって、結局、覚悟なんてポーズにすぎなかった、ということがわかる。…実際には、われ…
・エスキモーたちがこのアラスカに住むようになって、何千年になるのか何万年になるのか彼は知らなかったが、その気も遠くなるような長い年月の間に彼等は、暗夜の航法を体験として取得し、彼等の血の中に伝えたのだと思った。それは渡り鳥が、天体の動きと…
「暗い色の紋地に、赤い文字A」 ・…利己心がはたらく時は別として、人間性というものは憎むよりは愛する方を選ぶものだ。憎しみは、もとの敵意をたえず新たにかき立ててその変化を妨げなければ、除々にそっと愛情へと変りさえするものだ。 …憎しみと愛とは本…
・「できるかじゃなくて、やる気があるか。じゃないかね。…”できるか” なんて言ってたらなんにもできない」 ・この勇気はどこから来るのか。すさまじい信念はどこから生まれるのか。…その中にはひどく残酷なできごともあるが、人間への信念を永遠に燃えつづ…
・…僕らはみんな、僕らが生まれるずっと前に起こった何か、知ることを許されなかったその何かに対しての代償を支払ってきたのだ。結局のところおそらくそれは、誰一人その核心に手を触れることのできない謎として残ることだろう。 ・「おい坊主、死んだ人を…