至福の読書・魅惑の世界旅行

読書の海・世界の空  海外添乗歴30年  元添乗員の読書&海外旅行案内

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

パリ「オペラ座の怪人」ガストン・ルルー

・…読者諸氏には、こう申し上げておこう。いつかオペラ座を訪れたなら、つまらないガイドなどつけずにゆっくり見てまわったほうがいいと。五番ボックス席に入って、前桟敷との境にある太い円柱を叩いてみたまえ。ステッキを使っても、拳でもいい。すると頭の…

レマン湖・スイス「チャップリン自伝」

・運命の女神たちが人間のそれを決定するとき、そこには憐憫もなければ公平感もない。 ・…母はわたしよりも冷静だった。「イエスさまはね、おまえがまず生きて、この世の運命を全うすることをお望みなのだよ」と、説いて聞かせた。その夜、母は…生れてはじめ…

ケニア「キリマンジャロの雪」ヘミングウェイ

そこには視界のすべてを覆って、世界と同じほど広く、高く、巨大で、陽光を集めて無窮の白さを放つものがあった。 キリマンジャロの頂きだった。 その時かれは自分が向かっているのがそこであることを知った。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 代表作「老人と海」の数分の一程度の…

ウィーン「第三の男」グレアム・グリーン

・悪というものはピーター・パンのようなものだー永遠の青春という、身の毛のよだつような、いやな天性を備えているのだ。 ・素人はプロにまさるもう一つの利点がある。素人は無鉄砲なことができる。 ・人間性というものは奇妙なもので、心とはまったく無関…