至福の読書・魅惑の世界旅行

読書の海・世界の空  海外添乗歴30年  元添乗員の読書&海外旅行案内

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アイスランド「地底旅行」ヴェルヌ

・「時間のためさ!時間は、とりかえしがつかないほど速く過ぎるものだからな!」 ・「…書物というものは知識欲のさかんな人たちの目から遠く、鉄格子のかなたでかびくさくなってしまうものではなく、読者の目にふれて、ぼろぼろになるべきものと考えていま…

台湾「台湾を愛した日本人」八田與一の生涯

・…官位や地位のために仕事をするでのではなく、人間のためになる仕事をし、後の世の人々に多くの恩恵をもたらすような仕事をしてみたい。もしそれができれば、一介の技術屋で終わっても十分だと思っていた。 ・問題は多くある。しかし、恐れていては何もで…

日本「ジュリーがいた」 島﨑今日子

「日本人男性はこうでなければならぬとするカチカチのこだわりに、…たったひとりでなぐりこみをかけた」(アートディレクター談) 「彼が作った『叫び』(という曲)そのものなんですね。歌で死にたい。歌で死にます。彼は、今もそのとおりに生きていると思…

ネパール「王とサーカス」米澤穂信

・確かに信念を持つ者は美しい。信じた道に殉じる者の生き方は凄みを帯びる。…信念を持つこととそれが正しいことの間には関係がない。 ・自分に降りかかることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽だ。 ・…彼の哲学が完成品である必要はないのです。…我々…

バリ島「バリ島物語」ヴィキイ・バウム

・…古き書物は、それを正しく理解したときはには、短剣と同じように強いものです。私はそれから一つのことを学びましたーーそれは私が、…結局は、何ものでもないということです。私は鎖の一環、橋全体のうちのたった一本の竹棹にすぎません。私は偉大なる先…